SBI新生銀行グループは、サステナビリティ経営の基本方針である「グループサステナビリティ経営ポリシー」を2024年1月に改正し、サステナビリティ経営を次の通り改めて定義いたしました。

<SBI新生銀行グループのサステナビリティ経営>
「事業を通じた環境・社会・お客さまへの長期的な貢献」と「当行グループの持続的な成長」との好循環を目指す

総合金融グループならではの機能やノウハウを活かし、環境課題や社会課題に向き合いながら、自ら、そしてお客さまのサポートを通じて、世の中にポジティブなインパクトを生み出す取り組みを行うことで、当行グループの企業価値を高めていきます。また、この好循環を生み出すためには、当行グループで働くすべての従業員の活躍と成長が不可欠です。人材価値の向上を重視し、将来の世代にとっても魅力ある組織づくりを進めてまいります。

 

当行グループでは、既にサステナブルファイナンスや、トランジションファイナンス、サステナビリティ預金、省エネ住宅(ZEH)向けファンドといった金融機能としての取り組みの他、金融教育、そしてガバナンスの強化に取り組んでいますが、各々の取り組みを有機的に結合し、サステナビリティ経営をより一層推進していくうえでは、次の3つの点を大事にしてまいります。

1.前例にとらわれない柔軟な思考や発想で新たな事業を創造する
サステナビリティの取り組みとは、新たな事業創造、イノベーションを生み出す機会です。前例にとらわれず柔軟な思考や発想で幅広く考えていくことが重要です。そのため単独にこだわらず、周囲と連携しながら取り組みます。

 

2.ステークホルダーとの共通の意義やメリットを意識する
各々の取り組みによる、価値創出のために、常にステークホルダーとの共通の意義やメリットを意識する必要があります。とりわけ当行グループの取り組みにおいて特徴的なパートナーは、地域金融機関の皆さまです。サステナビリティを考えるうえで、地域の中核となる地域金融機関の皆さまとの取り組みは重要な活動の一つです。

 

3.活動の持続可能性を確保する
取り組みの価値がどのような時間軸で生み出されていくのか。環境や社会に配慮しながら、お客さまのニーズに応えていく中で、その活動が当行グループの企業価値を高め、持続可能であるかどうかを考えます。

「公益は私益に繋がる」 ― SBIグループの創業時からの理念は、サステナビリティ経営の考え方と軌を一にするものです。SBI新生銀行グループは、SBIグループの中核銀行グループとして、環境・社会課題の解決を経営の最重要課題の一つと捉え、サステナビリティ経営を積極的に推進いたします。5年10年と先を見据え、「事業を通じた環境・社会・お客さまへの長期的な貢献」と「当行グループの持続的な成長」との好循環を実現することで、社会から信頼され、必要とされ、成長していく総合金融グループを目指してまいります。

 

2024年2月

執行役員 グループ海外事業統括部長
兼 グループ経営企画担当
藤木 康寛