株式会社SBI新生銀行

株式会社 SBI 新生銀行(東京都中央区、代表取締役社長:川島 克哉、以下「SBI新生銀行」)は、株式会社りそな銀行(大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:岩永 省一)が株式会社フージャースコーポレーション(東京都千代田区、代表取締役社長:小川 栄一、以下「借入人」)向けに組成したシンジケーション形式のコミットメント期間付きタームローン(以下、「本ローン」)に参加し、2024年12月30日付で限度貸付契約書を締結しました。また、本ローン全額がSBI新生銀行の「SBI新生銀行グループソーシャルファイナンス・フレームワーク」に適合する「新生ソーシャルローン」※1です。

 

借入人は新築マンション分譲事業、全国市街地再開発事業への参画、シニア向け新築マンション分譲事業、新築戸建分譲事業の4事業を柱として不動産関連事業を展開するフージャースグループにおける中核会社です。同グループは日本の超高齢化社会の到来を前に、「ソーシャルデベロッパーへ」というパーパスのもとシニア向け新築マンション分譲事業を展開しており、本ローンの資金使途となる施設建設も本事業の一環として実施されるものです。

<SBI新生銀行サステナブルインパクト評価室によるソーシャルローン評価の概要>

借入人 株式会社フージャースコーポレーション
貸付極度額 5,000百万円
資金使途 借入人が開設するシニア向け分譲マンション(仮称)「デュオセーヌ久我山」の土地のバックファイナンスおよび本建物建築資金
本件の社会的意義 「高齢者」を対象とした「必要不可欠なサービスへのアクセス(ヘルスケア)」の提供
  • 入居者(特に独居高齢者)の観点:「急な健康悪化時の不安感の解消」「コミュニケーション活性化による身体・認知能力の維持」
  • 入居者の家族の観点:「潜在的・将来的な支援・介護負担の軽減」「将来の介護離職の減少」
  • 要介護者の観点(入居者以外):「地域において既に要介護状態にある方々の介護施設への入居/通所可能性の高まり」
本件がもたらす社会的インパクトと社会的 課題との整合性 SDGsでは主に「目標 3:すべての人に健康と福祉を」に貢献すると評価した。
本ローンに関するその他の評価ポイント
  • シニア向けマンションの建設と運営の実施は、入居者に対する介護予防の促進と、その結果要介護者増加が抑制されることを通じ、介護を必要とする入居者以外の高齢者に対する介護施設へのアクセス可能性を高め得ることや、社会保障費の抑制に貢献し得るという観点も考慮してソーシャルローンとして評価した。
  • 借入人はシニア向けマンションの供給を通じて、高齢者が健常時から選択できる住まいの選択肢を増やすことを企図しており、本件が借入人の経営方針やマテリアリティ等と合致している。

※1 本ソーシャルローンは、特定の社会課題への対処やその軽減に資する事業や、社会的インパクトをもたらす事業に資金使途を限定したローンです。SBI新生銀行グループソーシャルファイナンス・フレームワークについては、下記URLをご参照ください。https://www.sbishinseibank.co.jp/institutional/sustainable_finance/green/

以上

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