株式会社SBI新生銀行
- 当行では、日本の実質GDP成長率について、2024年度が+0.7%、2025年度が+0.9%、2026年度が+0.8%、2027年度が+0.7%と予測。GDP実績の反映等により、前回見通し対比で、2024年度を+0.3%Pt上方修正の一方、2025年度は-0.1%Pt下方修正。景気の基調判断や緩やかな回復シナリオに変更はない。
- 国内物価(コアCPI)は、2024年度が+2.7%、2025年度が+2.2%、2026年度が+1.7%、2027年度が+1.6%と予測。最近の物価上振れ等を踏まえ、予測期間を通じて+0.1~0.2%Pt上方修正。
- 2024年の日本経済は、名目GDPの拡大と、賃金、物価、金利の上昇が継続、「動かない経済」からの脱却が進んだ。一方、実質GDPは均せば横ばい圏の推移にとどまり、個人消費も本格回復には至らず。
- 2025年の日本経済は、持続的な成長段階に移れるかどうかの分水嶺となる1年になろう。下振れリスクとしては、国内では物価上振れによる個人消費の腰折れ、海外ではトランプ米政権の関税政策の影響に留意が必要。
以 上
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