株式会社SBI新生銀行

~ 2024年4-6月期GDP(2次速報) ~

ポイント

  • 当行では、日本の実質GDP成長率について、2024年度が+0.5%、2025年度が+1.0%、2026年度が+0.7%、2027年度が+0.7%と予測。2026年度にかけて-0.1%Pt下方修正も、景気回復シナリオは維持。

 

  • 国内物価(コアCPI)については、2024年度が+2.3%、2025年度が+1.7%、2026年度が+1.5%、2027年度が+1.4%と予測。為替相場見通しを円高方向に修正したことで、2025年度以降は-0.1%Pt下方修正。

 

  • 4-6月期のGDP2次速報は小幅改定にとどまり、国内景気の基調判断に修正はない。7-9月期は企業部門の堅調さが保たれる一方で、家計部門が本格回復に至らず、景気回復の勢いが鈍化する可能性がある。

 

  • 物価から賃金への波及を通じて、家計の所得環境は改善に向かっている。一方、賃金から消費や物価への波及は明確に確認できていない。家計の所得改善が消費拡大に波及するかが、当面の日本経済の焦点となろう。

以 上

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