株式会社SBI新生銀行
- 当行では、日本の実質GDP成長率について、2024年度が+0.6%、2025年度が+1.1%、2026年度が+0.8%、2027年度が+0.7%と予測。前回見通しから成長率は概ね不変、景気回復シナリオを維持。
- 国内物価(コアCPI)については、2024年度が+2.3%、2025年度が+1.8%、2026年度が+1.6%、2027年度が+1.5%と予測。2024年度は下方修正。予測期間を通じて+1%を上回るインフレ率が続く見通し。
- 2024年4-6月期の日本経済はプラス成長に復帰。名目GDP拡大は企業部門の堅調さを示唆。賃上げ持続により家計部門の実質所得は改善に向かうとみられる。先行きは個人消費回復の持続性が焦点となろう。
- 経済・物価のリスクは下振れ方向に大きいとみている。需要面では個人消費と輸出の下振れリスクが懸念される。また、金融市場、国内金利、内外政治を巡る不確実性が高い点にも、当面は留意が必要である。
以 上
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