株式会社SBI新生銀行

~ 2024年1-3月期GDP(1次速報) ~

ポイント

  • 当行では、日本の実質GDP成長率について、2023年度実績の+1.2%に続き、2024年度が+0.7%、2025年度が+1.0%、2026年度が+0.8%になると予測。前回から大きな修正はなく、緩やかな回復シナリオを維持。
     
  • 国内物価(コアCPI)については、2023年度実績の+2.8%に続き、2024年度が+2.5%、2025年度が+1.7%、2026年度が+1.5%と予測。2024年度は、エネルギー関連の政策変更を主因に+0.5%Pt上方修正。
     
  • 2023年度の日本経済は、個人消費の減少を主因に足踏みが続いた。2024年度は名目賃金の上昇加速により、実質賃金のプラス圏への復帰が見込まれるが、最終的に個人消費拡大に波及するかは不確実性が高い。
     
  • 設備投資や輸出が回復基調を維持するとの見方に変更はなく、日本経済が停滞を脱し、回復局面へ移行する上では、個人消費の回復が鍵となる。当面は、賃金上昇の勢いと個人消費への波及を見極める必要があろう。

以 上

 

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