株式会社SBI新生銀行

~ 2023年10-12月期GDP(1次速報) ~

ポイント

  • 当行では、先行きの日本の実質GDP成長率について、2023年度が+1.2%、2024年度が+0.5%、2025年度が+1.0%、2026年度が+0.7%になると予測。2024年度は前回見通しから-0.4%ポイントの下方修正。
     
  • 国内物価の見通しは、コアCPIベースで、2023年度が+2.8%、2024年度が+2.0%、2025年度が+1.6%、2026年度が+1.5%と予測。2024年度後半からは、物価目標の2%を下回る推移となる見通し。
     
  • 実質GDPが2四半期連続のマイナス成長となる等、足元の国内景気は内需を中心に精彩を欠いている。当面はインフレによる需要下押しが続くとみており、内需主導の景気回復は2024年度後半以降に後ずれしよう。
     
  • 2%物価目標の持続的達成は見通し難いが、予測期間を通じてデフレではない状況は継続しよう。日本銀行の金融政策については、2024年4月に長短金利操作(YCC)とマイナス金利政策を撤廃するとの見通しを維持。

以 上

 

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