株式会社SBI新生銀行

当行は、中道リース株式会社(北海道札幌市、代表取締役社長 関 崇博)向けに、介護付有料老人ホーム及びサービス付き高齢者向け住宅の受益権取得費用等を資金使途とした既存貸付の借り換え資金18.5億円について、3社の金融機関とともに「新生ソーシャルローン」※として2023年3月31日に実行いたしました。

<SBI新生銀行サステナブルインパクト評価室によるソーシャルローン評価の概要>

借入人

中道リース株式会社

組成金額

18.5億円

アレンジャー

SBI新生銀行

参加金融機関

SBI新生銀行、帯広信用金庫、苫小牧信用金庫、芙蓉総合リース株式会社(五十音順)

資金使途

株式会社ほくと(北海道帯広市、代表取締役 近藤 寿志)(以下、「オペレーター」)が運営するノーステラス緑ヶ丘(介護付有料老人ホーム)及びノーステラス札内西町(サービス付き高齢者向け住宅)(以下、「対象施設」)の受益権取得費用等に係るリファイナンス資金

本件の社会的意義

「高齢者」を対象とした「必要不可欠なサービスへのアクセス(ヘルスケア)」の提供

  • 施設利用者の観点:「高齢者が安心して日々の生活を送る住まいの確保」
  • 施設利用者の家族の観点:「介護離職の減少」「女性の社会参加の促進」

本件がもたらす社会的インパクトと社会的 課題との整合性

SDGsでは主に「目標3:すべての人に健康と福祉を」、「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」、「目標8:働きがいも経済成長も」に貢献すると評価した。

また、日本政府が進めている介護基盤の整備、介護人材の確保、女性活躍推進等の各施策に加え、対象施設の属する北海道、帯広市、幕別町の高齢者保健福祉計画等とも整合する。

本ローンに関するその他の評価ポイント

  • 借入人では、対象施設を含む保有施設の環境・社会リスクマネジメントの一環として定期的な施設への往訪等を行い、オペレーターやテナントとの対話に努めている。
  • 北海道を本拠にする借入人が対象施設を長期的に保有することで、オペレーターの安定的な施設運営や地域における介護サービスの持続的な提供に資するものと評価した。

※「新生ソーシャルローン」とは特定の社会課題への対処やその軽減に資する事業や、社会的インパクトをもたらす事業に資金使途を限定したローンであり、2020年5月に当行が策定した、「新生ソーシャルファイナンス・フレームワーク」に適合するファイナンスです。新生ソーシャルローンや新生ソーシャルファイナンス・フレームワークについては、下記URLをご参照ください。https://www.sbishinseibank.co.jp/institutional/sustainable_finance/green/

以 上

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