株式会社SBI新生銀行
当行は、株式会社アウトソーシング(東京都千代田区、代表取締役会長兼社長 土井春彦、以下、「借入人」)との間で、当行をアレンジャーとするシンジケーション形式による「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」として、コミットメントライン契約書を締結いたしました。本件は当行を含む計3行による協調融資です。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、国連環境計画・金融イニシアティブが定義するファイナンスであり、環境、社会、経済のいずれの側面においても重大なネガティブインパクトを適切に緩和・管理することを前提に、少なくとも一つの側面においてポジティブなインパクトを生み出すファイナンスをいいます。当行では、ポジティブ・インパクト・ファイナンスを実施するために「SBI新生銀行 ポジティブ・インパクト・ファイナンス実施フレームワーク」を策定しており、同フレームワークの「ポジティブインパクト金融原則」への適合性に関して、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社より第三者意見を取得しています。
借入人を含むアウトソーシンググループは、製造派遣やIT関連分野を中心とした技術者派遣、在留外国人向け就労支援サービスなどを手掛ける人材サービス企業です。「労働格差をなくし、生き甲斐が持てる職場を創出することで、世界の人々の人生を豊かにする。」を経営理念に掲げ、「世界の様々な人々の「就業機会」と「教育機会」の創造を事業を通じて実現」するというサステナビリティ方針を実践しています。2021年2月には「アウトソーシンググループ SDGs 宣言」を策定し、自社の重要課題(マテリアリティ)として、「就業機会の提供」や「質の高い教育の提供」等を特定し、これらに紐づく 2030 年目標を設定しています。
組成額 |
合計45億円 |
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アレンジャー行 |
SBI新生銀行 |
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参加金融機関 |
SBI新生銀行、山陰合同銀行、島根銀行 (五十音順) |
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資金使途 |
運転資金 |
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【インパクトカテゴリー(トピック)】 対応する活動/取組施策 |
KPI |
目標 |
① 【生計、社会経済(雇用、経済収束)】
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在留外国人の就労サポート人数 |
500,000人 (2030年) |
② 【生計、資源とサービスの入手可能性、アクセスと可能性、手ごろさ、品質(教育、雇用、賃金)】
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キャリアアップ教育等(資格取得や商品知識等の教育を含む)の教育・研修プログラムの受講人数及び想定受講人数 |
300,000人(累計) (2030年) |
③ 【健全な経済(中小企業の繁栄)】
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生産性向上のスペシャリスト人材の人数 |
100,000人 (2030年) |
④ 【公平性と正義(ジェンダー平等)】
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女性管理職比率 |
30% (2030年) |
⑤ 【生計、健康および安全性(賃金、労働安全衛生)】
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労災認定数 |
2022年度の10%減 (2023年) |
※当行が提供するポジティブ・インパクト・ファイナンスや、「SBI新生銀行 ポジティブ・インパクト・ファイナンス実施フレームワーク」については、当行Webサイト(https://www.sbishinseibank.co.jp/institutional/sustainable_finance/pif/)をご参照ください。
以 上
印刷時には、PDFファイルをご利用ください。
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