株式会社SBI新生銀行

株式会社 SBI 新生銀行(東京都中央区、代表取締役社長:川島 克哉、以下「SBI新生銀行」)およびほくほくフィナンシャルグループの株式会社北陸銀行(富山県富山市、代表取締役頭取:中澤 宏、以下「北陸銀行」)は、パーキンソン病専門施設を運営する株式会社サンウェルズ(石川県金沢市、代表取締役社長:苗代 亮達、以下「サンウェルズ」)へ、SBI新生銀行の「新生ソーシャルファイナンス・フレームワーク」に適合するソーシャルローン※1を2024年2月29日に実行いたしました。

サンウェルズは、パーキンソン病専門施設「PDハウス」を全国で31施設運営し、専門医による診療やリハビリテーションなど、難病の方に寄り添ったケアサービスを提供しています。またサンウェルズでは、施設利用者へのサービスの向上を目指すとともに、職員の働きやすさに配慮し、職員の離職防止につなげることで介護業界における人材の供給に貢献しています。

なお、本件は北陸地域(石川県、富山県、福井県)に本店を置く企業で第1号のソーシャルローンとなります※2。SBI新生銀行および北陸銀行はソーシャルローンを通じて、サンウェルズのサステナビリティ経営のさらなる発展を支援してまいります。

<SBI新生銀行サステナブルインパクト評価室によるソーシャルローン評価の概要>

借入人

株式会社サンウェルズ

資金使途

サンウェルズが開設するパーキンソン病専門施設(PDハウス)の新築工事費用(先行したつなぎ資金のリファイナンスを含む)

本件の社会的意義

「高齢者」「患者」を対象とした「必要不可欠なサービスへのアクセス(ヘルスケア)」の提供

➢ 施設利用者の観点:「専門施設を通じた安定した療養生活の確保と生活の質の向上」

➢ 施設利用者の家族の観点:「介護離職の減少」「女性の社会参加の促進」

➢ 施設職員の観点:「職員の離職防止」「(難病の知見を持つ人を含めた)介護人材の供給」

本件がもたらす社会的インパクトと社会的 課題との整合性

SDGsでは主に「目標 3:すべての人に健康と福祉を」、「目標 5:ジェンダー平等を実現しよう」、「目標 8:働きがいも経済成長も」に貢献すると評価した。

また、日本政府・自治体の難病・高齢者福祉の方針とも整合する。

本ローンに関するその他の評価ポイント

✓ サンウェルズでは、パーキンソン病に特化したリハビリプログラム(専門医監修)、神経内科専門の医師による訪問診療、24時間体制の訪問看護・服薬管理を行い、入居者のQOL向上に取り組んでいる。

✓ また、手厚い人員配置やデジタル設備の導入による労働環境の整備や従業員の給与等の処遇改善を行っている。

※1 本ソーシャルローンは、特定の社会課題への対処やその軽減に資する事業や、社会的インパクトをもたらす事業に資金使途を限定したローンです。新生ソーシャルファイナンス・フレームワークについては、下記URLをご参照ください。
https://www.sbishinseibank.co.jp/institutional/sustainable_finance/green/

※2 公表されている情報に基づきます。

【株式会社SBI新生銀行】

代表者

代表取締役社長 川島 克哉

所在地

東京都中央区日本橋室町2-4-3 日本橋室町野村ビル

【株式会社北陸銀行】 

代表者

代表取締役頭取 中澤 宏

所在地

富山県富山市堤町通り1丁目2番26号

印刷時には、PDFデータをご利用ください。