株式会社SBI新生銀行

当行はESG配慮型の不動産投資を行うサムライ・キャピタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 青山 健)がアセットマネジメントを務めるPJMF Stellar特定目的会社(以下、「本借入人」)に対し、環境配慮型建物としての認定を見込む集合住宅11物件の取得資金として、92億円の「新生グリーンローン」*1を本日付で実行いたしました。

本借入人に対して、株式会社静岡銀行(静岡県静岡市、代表取締役頭取 八木 稔)はメザニンローンを提供しております。当行サステナブルインパクト評価室は、同メザニンローンに対して「グリーンローン原則」への適合性評価を実施しております。

SBI新生銀行グループは、中期経営計画「SBI新生銀行グループの中期ビジョン」の実現に向けて「環境・社会課題解決へ向けた金融機能提供」を掲げております。持続可能性やESG/SDGsの観点に、環境・社会・経済など社会全般に対して正のインパクトをもたらすことを目的とする社会的インパクトの概念を融合させた「サステナブルインパクト」のコンセプトのもと、社会課題に対して正のインパクトをもたらす企業や事業に対し、お客さまとの継続的な対話を通じた投融資を推進しております。

<SBI新生銀行サステナブルインパクト評価室によるグリーンファイナンス評価の概要>

借入人

PJMF Stellar特定目的会社

対象物件

集合住宅11物件

アセットマネージャー

サムライ・キャピタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 青山 健)

資金使途

対象物件を裏付けとする信託受益権の取得費用

事業の意義

省エネルギーに関する事業:環境配慮型建物としての認定を見込む集合住宅の保有

➢ CASBEE®不動産*2:Aランク(取得見込み)

本プロジェクトがもたらす環境改善効果の社会課題への貢献

SDGsでは主に「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「目標11 住み続けられるまちづくりを」、「目標13 気候変動に具体的な対策を」に貢献すると考えられる。また、パリ協定および日本政府のカーボンニュートラル実現を目指す上での住宅・建築物の省エネルギー化の推進とも整合していると評価した。

その他評価のポイント

✓ 本プロジェクトは、「高い性能を示す環境認証を取得している建物(グリーンビルディング)」の普及を通じて、住宅・建築物の省エネルギーや環境負荷低減によるカーボンニュートラルの実現への寄与が見込まれる。

✓ アセットマネージャーは、ESGをビジネス戦略の中心に据え、サステナビリティ基本方針を制定している。また、全ての投資案件で当該基本方針を意識した投資活動を行うと同時に、件数にして半数以上をESG配慮型の不動産投資とすることとし、将来的にはその比率を高め100%に近づけることを目標としている。本プロジェクトは、それら戦略、目標と整合的であり、そのための組織体制も構築されている。

*1 「新生グリーンローン」とは、明確な環境改善効果が認められる事業に資金使途を限定したローンであり、2020年5月に当行が策定した、「新生グリーンファイナンス・フレームワーク」に適合するファイナンスです。新生グリーンローンや新生グリーンファイナンス・フレームワークについては、以下URLをご参照ください。
https://www.sbishinseibank.co.jp/institutional/sustainable_finance/green/


*2 「CASBEE」(建築環境総合性能評価システム)は、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮、室内の快適性や景観への配慮といった観点から、建物の品質を総合的に評価するシステムであり、日本国内の新築・既存建築物の評価に活用されている手法です。CASBEE不動産は、CASBEE 評価を既存建築物の不動産評価へ活用・普及させるために2012年に開発されたツールで、竣工後1年以降の既存建築物を対象に、その環境性能を評価する制度です。

 

 

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