株式会社SBI新生銀行
当行はこのたび、マネー・ローンダリング取引/金融犯罪取引のモニタリングに導入しているAIスコアリングモデルのチューニング(学習データの洗い替え)を実施し、不正対策システムの高度化・高精細化を実現いたしました。
当行では、お客さまに安心してご利用いただける健全な金融システム維持のため、自社開発のAIスコアリングモデルを2023年から導入開始し、2024年にはデータの自動連携プロセスの本格導入に至り、マネー・ローンダリング取引/金融犯罪取引の疑いのある取引のモニタリングを行っております。このAIスコアリングモデルは、疑義を示す確率スコアとAIの判断根拠を提示するもので、これを活用した調査不要データの識別によって、対象範囲を実質的にカバーしつつ導入前と比べ約50%の調査件数削減を実現し、要調査データに対する重点的な調査実施が可能となりました。今回のチューニングは、さらに変化していくマネー・ローンダリングおよび金融犯罪の最新傾向と、膨大化する取引モニタリングに対しても高精度に対応できるようにするもので、最新傾向を踏まえた疑義確率スコア算出と、それに基づくより精緻な判断ができるようになりました。
当行では、今後もAIを中心としたデジタル技術のビジネス活用、およびデータ分析力の高度化を積極的に促進することで「顧客中心主義」を徹底し、当行の中期経営計画に掲げている「先駆的・先進的金融を提供するリーディングバンキンググループ」を目指してまいります。
以上
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